「ゆるりむ」さんの「生ぱんけーき バニラ＆ミルク」についてのクチコミ・評価

ゆるりむさんの評価

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そっと寄り添うおだやかさ
いつものパン売り場の端の方で、付近におられる今月の大御所(たっぷり過ぎるシリーズ)たちの圧倒的存在感に紛れてしまっている様子が気になり、手に取ってみました。

袋をあけると、ほんわりやさしく、ほのかに甘い、ミルクのような匂いがします。
見た目は、茶色の焼きめがあるベーシックなパンケーキの生地。先ほどの匂いは、こちらから香るようです。

ちょっぴり気になり、2枚合わさっている生地を分けて、内側の様子を拝見。
中央部に、クリーム色をしたバニラホイップです。そこにバニラシードの黒い点がチラホラと確認でき、しっかりバニラの甘い香りがします。
そして、もう一つの、白色のミルクホイップがそれを囲むようにして入っています。こちらからは、ほんのりとミルキーな香りが。

こういった丸い生地は、きちんとおさまるように、フィリングが真ん中に集中しがちなのは、これ系のあるあるでしょうか。

では。いただきます。
生地は、見た目を裏切らない、ふかふかしっとりな基本のパンケーキ系。
この手のタイプによくある、
食べている途中で水分を欲する現象
(↑焼き芋等でも発現しやすい。個人差あり)
は発生しましたが、パサつきは感じられません。
生クリームを練り込んである、とのことですが、どちらかといえば、甘さひかえめのたっぷりミルク風味で、落ち着くような素朴な味わいです。

中のクリーム。
どちらも、バタークリーム感のあるやや重ためのものですが、こちらも甘さがとてもひかえめでまろやか。しっかりした風味なのですが、くどさは感じません。
ミルクホイップは、やさしいミルク感。
バニラホイップは、ほのかにカスタードの気配も感じるような味わいです。
ややひかえめな量で、くちどけが早いのか、パンケーキの口あたりの方を、より、長く感じる気がします。
個人的には、場所を分けなくても良いので、両方を重ねて、もう少し端まで多めに入れていただけると嬉しいところ。。。
2枚組の内容だと、難しいでしょうか。。。

生地とクリーム、どこを食べても、おだやかで、やさしい。。。
それゆえに、そのままだと、何とも、おとなしすぎる気もします。
裏を返せば、シンプルで、色々とアレンジしやすいのかもしれません。

あらゆる素材に寄り添える、生ぱんけーき。

今度、フルーツやヨーグルトと合わせて、朝食にいただいてみようかと思います。