製造は山崎製パン。
「コンチャ(Concha)」はスペイン語で「貝殻」の意味するメキシコ発祥の甘い菓子パン。表面に縞模様のクッキー系生地がトッピングされ、その貝殻に似た見た目から命名されたらしい。諸説あるメロンパンの起源の一つとされている。
メロンパンは格子模様の無いものやアーモンドのような紡錘形もあるため、実情のメロンパンの定義としては「パン生地の上にクッキー(ビスケット)生地を被せて焼いたパン」となる。
つまり、コンチャもメロンパンの一つに含まれるため、今後は「コンチャ」という名称が残るか、「縞模様のメロンパン」として吸収合併されて溶け込むか、メロンパン好きとして気になるところ。
開封。
砂糖の甘味のある、軽く香ばしい乾燥した生地の香り。バターの匂いとホイップのミルクも少々感じられ、砂糖のかかったバタークッキー的な香りが良い。
丸形で、横に切った生地の間にはホイップがサンドされている。白っぽい薄黄色さのビスケット生地には20~25ミリ前後の縞模様の凹凸が付いている。
上面~側面はほぼ全面がビスケット生地で、一部の隙間から中の生地が僅かに見える。焼き色や油脂の目立った光沢は無く、全体的に細かな砂糖粒のキラキラしたものが光っている。乾いた砂糖とビスケット生地のザラツキのあるカサカサとした肌触りで、油分は指に少しだけ残る程度。
底面付近のビスケット生地は硬めでしっかりとしている。底面は、大体均一に茶色く焼けていて、平均的なカサっとした触り心地。油分は特に目立たない。
生地を開いて中を確認。
白く艶やかな光沢のあるホイップクリーム(ミルククリーム)が波打って四角く入っている。
中の生地は外側のビスケット生地に近い薄黄色さのある色で、個包装の菓子パンのメロンパンでよくある生地層の見た目。
上から半分に切って断面も確認。
表面のビスケット生地が堅めで、中の生地は割とふわっとしているため、形が崩れないように切るのが少々難しかった。
全体の大きさは最大幅120×125×高さ50ミリ程。
ホイップは幅70~80×高さ10ミリ程。
ビスケット生地は厚さ2~5ミリで、底面付近は6ミリ。
実食。
クッキー生地:表面から指でポロッとめくる事が出来るくらいの硬さのあるクッキー感で、皿に当てると軽くコンコンと音が出る。噛んでみても、ゴリガリボロッとした硬さがあり、少しの粉っぽさとミルク感、グラニュー糖系の甘味がしっかりとあるお菓子的な味わい。砂糖をまぶしたバタークッキーにも近い味で、特に底面付近の厚みのある部分は美味しい。
中の生地:ふわっとして軽さと柔らかさがあり、パサついた乾燥感もある。口どけや歯切れも含めて平均的な菓子パンのメロンパンと同じような生地質。油脂感は普通、甘味は少なめで塩味がそこそこ効いている。
ホイップ:ボソッとして粘度と油脂の重みのある濃いクリーム。油脂のヌルッと濃いめな口当たりと、乳成分をしっかり感じられるミルク味が濃厚。お菓子的なやや強めの砂糖の甘さ加減。
まとめて:表面の硬いクッキーの食感と風味に、中のふわっとしたパン生地と、濃いホイップの質感の相性はまずまず。中のパン生地は割と平凡だが、ビスケット生地とミルキーなホイップの濃い味わいはかなり好き。アーモンドパウダーやバターの風味も程良く香ってきて美味しい。適度な塩味も良い。
半分はリベイク。オーブントースター1000Wで2分半。
少しチーズ感のあるミルキーで甘い香ばしい匂い。生地の表面は全体がカリカサッと焼けて少し硬くなり、黒っぽく焦げたところはカリカリ感が強い。上面の高いところは砂糖の焦げた質感でよりカリカリとしている。中の生地は特に変化は無さそう。ホイップは生地から垂れたりはしない程度に溶けて緩くなり、ツヤっと光沢も出ている。
実食。
焼けて硬さの増したビスケット生地はゴリガリカリバリザクッと更にクリスピーになり風味も増している。中のパン生地はリベイク前は余り目立たなかった油脂の風味が強くなり風味良く、塩味もはっきりとしていて、より一層生地の味を楽しめる。ホイップはふわっと感が残りつつなめらかで濃厚なクリーム質で、リベイク前のふわっと濃厚でミルキーな味とは違った旨味がある。
ガリガリのクリスピーな香ばしいビスケット生地になり、パン生地の風味も良くなるのでリベイクは結構アリ。トースターで2~3分温めてもホイップは垂れ落ちない濃い質感なので、リベイクに向いているのも良い。
リベイクせず、そのままのビスケット生地とふわっとしたパン生地、ホイップの組み合わせも美味しいので、これは半々で食べてみて確かめてみて欲しい。
自分は「生地ならリベイク、ホイップはそのまま」が好き。
税込192円だと少し高めに感じるが、リベイクの味も含めて納得感のある美味しさはあった。このビスケット生地とホイップの味を求めて再購入も考えたいところ。
#ローソンパン
ローソン コンチャメロンパン