カラダが疲れたときに重宝する炭酸飲料「エナジードリンク」。
アメリカで大人気の商品ではありますが、実は国内でも”エナジードリンクブーム”があったことをご存知でしょうか?
今回は、日本最大級のエナジードリンク総合サイト「エナジードリンクマニア」の中の人、エナジー・ドリンク君に、アメリカとの違いや当時のブームについて話を聞いてみました。
累計3,000本以上もの数を飲んできたエナジードリンクマニア。
アメリカ・ハワイではじめて飲んだ「レッドブル」に衝撃を受け、エナジードリンクの虜に。現在運営中の「エナジードリンクマニア」では、約500種類(2017年7月時点)ものレビューを掲載中。
『アメリカは「狩り」を最も楽しめる国』 マニアに聞く「エナジードリンク」の世界!
日本とアメリカのエナジードリンクに、明確なちがいはありますか?
1つのブランドで、大量のフレーバーを展開しているのがアメリカの特徴です。
日本でよく知られている「レッドブル」、「モンスター」、「ロックスター」は店頭冷蔵庫1~2台を占拠するように陳列されています。
特に「モンスター」、「ロックスター」は、毎年新作が何種類も発売しているので、飽きることがありません。
アメリカのエナジードリンクは、内容量も日本とはちがいますよね。
日本は250mlが定番サイズとなっていますが、アメリカは473mlが定番サイズになっています。
前回のインタビューで、日本とアメリカのエナジードリンクは、カフェイン量に差があるとおっしゃっていました。
カフェイン量以外は特に変わりないのでしょうか?
タウリンの配合差などがよく言われますが、特に体感できる効果等はありません。
栄養ドリンクであれば、タウリンの配合量が多いものは日本でもたくさん売っています。100円前後で手に入りますよ。
日本国内で、エナジードリンクが最も盛り上がったのはいつ頃でしょうか?
2013年~2014年頃だと思います。 最もエナジードリンク新発売ラッシュが続いた時期です。
この頃は1ヶ月で何種類も新商品が発売されることも多く、ネットのニュースなどで常に話題になっていました。
「エナジードリンクの波に乗らないと!」という雰囲気が凄かったですね。
売れ残った定価200円前後のエナジードリンクが20円~30円台で投げ売りされたのもブームの象徴でした。
個人的にこの投げ売り商品を探すのが楽しみのひとつでもありました。3~4ケースまとめ買いとか。
当時色々なエナジードリンクが発売されましたが、残念ながら今も残っているものはほとんどありません。
そのブームが終わった頃から、国内のエナジードリンクはおいしくなったと聞いたことがあります。
おいしいものが増えたというよりは、不味いものが減って安定したおいしさのものだけが残っている状況という方が正しいですかね。
ブームの頃は、エナジードリンクでも強烈に辛い香辛料入りのものや、ケミカル感が強くて特徴のないものなどが販売されていました。
当然効果も期待できませんし、そもそもおいしくないから売れないんです。
2016年頃には、この手のゲテモノ系はかなり少なくなったと思います。
ゲテモノ系でも、種類が減ってしまうとさびしいですね。
やっぱり「オェッ、これ不味くて効きそう・・・」みたいな飲み物はライフスタイルに合わないですからね。
エナジードリンクは薬や栄養ドリンクではないですし、不味かったら日常的に罰ゲームやってる感覚になっちゃいます。
結果としてブームに乗って出てきたゲテモノや不味いものはなくなり、普通に飲んで美味しいものだけが残ったのだと思います。
海外に比べ、日本のエナジードリンクが少ないのはどうしてでしょうか?
他の飲料を店頭陳列棚から押し出せるほど、売れていないからだと思います。
エナジードリンク以外の商品が多く店舗スペースも限られているため、海外のように冷蔵庫一台全部がエナジードリンク、となることは今後もないと思います。
それに、ブームのときに去っていったメーカーがさらに種類を増やしてまた参入してくるとは思えないんですよね。
やっぱり日本では「レッドブル」と「モンスター」が強すぎて、その他のメーカーのエナジードリンクが人気を勝ち取るのは難しいのだと感じています。
たしかに「レッドブル」と「モンスター」以外は、あまり見かけないような気がします。
あまり記憶にない人もいると思いますが、「レッドブル」、「モンスター」のほかに、世界3大ブランドのひとつ、ロックスターも日本で販売されていました。
色々な国に行きましたが、日本以外の国はどこも、「ロックスター」は色々なフレーバーを展開しているようです。日本では、フレーバー展開できず静かに消えていきました。
海外で人気の商品でも、日本の市場では売れるとは限らないということなんですね。
知っている人は知っていても、ほとんどの人がエナジードリンクのブランドなんて知りませんからね。
海外の有名ブランドだから日本でもどんどん売れて人気がうなぎのぼりに・・・なることはないと感じています。
価格がもう少し手頃であれば、手が届きやすくなるとは思うのですが。
日本のエナジードリンクは、250ml程度の小さい缶なのに200円前後と高いですよね。
エナジードリンクが日本に上陸したときは、ブランド力のない国産商品がミニサイズを200円で発売するのには違和感しかありませんでした。
「エナジードリンクが小さくて高い」というイメージは、売る側も買う側も当たり前のようになっているような気がします。
欧米のような500mlの大容量サイズで販売されていれば、まだお得感はあったかもしれません。
「モンスター」は日本でも大容量となる355mlで販売しているので、上陸当初から他のエナジードリンクとは違う強い人気を維持してきていると思います。
今後、国内のエナジードリンク市場に期待できる部分はありますか?
アメリカでは1ドル前後でかなり美味しい「VENOM」や「RIP IT」など多数のフレーバー展開する低価格エナジードリンクをコンビニやスーパーでよく見かけます。
日本でも、低価格でたくさんのフレーバーを提供するブランドが出てくれば、エナジードリンク市場も面白くなっていくと思います。
画像提供元:エナジードリンクマニア
応募期間:2024年3月8日~2024年4月11日
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